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出雲駅伝の結果から全日本大学駅伝を読む | 各校の強みと注目ポイント

コラム
出雲駅伝の結果から全日本大学駅伝を読む | 各校の強みと注目ポイント

目次 

1.出雲駅伝の結果を全日本につなげて見る 

2026年10月12日に行われた出雲駅伝は、早稲田大学が2時間5分56秒の大会新記録で優勝しました。次の舞台となる全日本大学駅伝は、11月1日に開催されます。 

出雲を見て、「早稲田の強さは全日本でも続くのか」「今回は届かなかった大学が、次は巻き返すのか」と気になった方も多いのではないでしょうか。 

全日本の見どころを探すときは、総合順位とともに、どの区間で差をつけ、どこで順位が動いたのかを見ると、各大学の戦い方がわかりやすくなります。 

参考:出雲駅伝公式・総合成績(PDF)/全日本大学駅伝公式サイト 

2.出雲駅伝で見えた各大学の強み 

まずは、出雲駅伝の上位7チームの結果を振り返ります。 

順位 チーム 総合タイム 
1位 早稲田大学 2時間05分56秒 
2位 國學院大學 2時間06分54秒 
3位 アイビーリーグ選抜 2時間07分24秒 
4位 順天堂大学 2時間07分33秒 
5位 中央大学 2時間07分36秒 
6位 帝京大学 2時間07分41秒 
7位 駒澤大学 2時間07分45秒 

出典:出雲駅伝公式・総合成績(PDF) 

早稲田は、2区の本田桜二郎選手、4区の新妻遼己選手、5区の山口竣平選手、6区の工藤慎作選手が区間賞を獲得しました。複数の区間で優位に立てたことが、今回の強さを示しています。 

一方、4位の順天堂から7位の駒澤までの差は、わずか12秒でした。順位の数字だけでは見えにくい接戦であり、全日本での並びを考える際にも注目したい点です。 

参考:月陸Online・第38回出雲駅伝結果/早稲田大学・出雲駅伝大会レポート 

3.出雲の順位だけでは全日本を予想できない理由 

出雲と全日本では、走る人数も距離も変わります。 

大会 区間数 総距離 最長区間 
出雲駅伝 6区間 45.1km 6区・10.2km 
全日本大学駅伝 8区間 106.8km 8区・19.7km 

出典:出雲駅伝公式記録(PDF)/全日本大学駅伝公式・コース紹介 

全日本では8人でたすきをつなぐため、出雲を走った6人に加えて、誰を起用するかが見どころになります。走る距離が延びれば、同じ選手でも役割や力の発揮の仕方が変わる可能性があります。 

また、両大会の出場校は同じではありません。全日本には、出雲に出場していない東海大学や東洋大学なども出場します。出雲の順位表に載っていない大学にも目を向けることで、全体の構図が見えてきます。 

参考:全日本大学駅伝公式・出場校一覧 

4.全日本大学駅伝ではどんな力が問われる? 

観戦する際は、次の3点を意識すると、チームの狙いを考えやすくなります。 

1.8区間をつなぐ選手層 

中心選手に加えて、ほかの選手がどれだけ上位との距離を保てるか。出雲を走らなかった選手が加わることで、チームの走りがどう変わるかにも注目です。 

2.距離に合った選手配置 

全日本は、1区の9.5kmから8区の19.7kmまで、区間によって距離が異なります。短めの区間でスピードを生かす選手と、長い区間で力を発揮する選手をどう組み合わせるかが、観戦の楽しみになります。 

3.後半へつなぐレース運び 

後半に有力選手を置く場合でも、その選手にどれくらいの差でたすきを渡せるかが重要です。中継所では順位とあわせて、先頭との差が広がったのか、縮まったのかを見てみましょう。 

区間距離の出典:全日本大学駅伝公式・コース紹介 

5.出雲で好走した大学の注目ポイント 

早稲田大学|出雲で見せた強さを8区間へ 

4つの区間賞を獲得した早稲田は、全日本でも注目したいチームです。1年生の本田選手、新妻選手が区間賞を取り、上級生の山口選手、工藤選手も結果を残しました。 

全日本では、この顔ぶれをどの距離で起用し、残る区間を誰が担うのか。出雲で好走した選手たちを、8区間のチームとしてどう組み合わせるかが見どころです。 

参考:早稲田大学・大会レポート 

國學院大學|終盤の好走を次につなげられるか 

國學院は、4区の野中恒亨選手が区間2位、6区の髙石樹選手が区間3位と好走しました。全日本では、こうした選手をどこに置き、その区間までにどんな位置でつなげるかに注目です。 

出雲での2位を踏まえ、早稲田との差をどこで詰めようとするのか。選手配置を見ながら考えると、両校の対戦がさらに楽しみになります。 

参考:出雲駅伝公式 4区記録(PDF)/6区記録(PDF) 

順天堂大学・中央大学・帝京大学|接戦から抜け出すのは 

順天堂では、6区の山本悠選手が区間2位を記録。中央は1区の藤田大智選手が区間3位、帝京は4区の浅川侑大選手が区間3位、6区の原悠太選手が区間4位に入りました。 

各校の好走した区間に目を向けると、総合順位だけでは見えない強みが見つかります。全日本では、こうした強みを生かしながら、ほかの区間をどうつなぐかに注目したいところです。 

参考:出雲駅伝公式 1区記録(PDF)/4区記録(PDF)/6区記録(PDF) 

6.出雲で悔しさを残した大学の巻き返しに注目 

駒澤大学|1区でつかんだ流れをどうつなぐか 

総合7位だった駒澤は、1区の鈴木大翔選手が区間賞を獲得しました。序盤で先行する力を示しただけに、全日本ではその流れを中盤以降へどうつなぐかが気になります。出雲からの選手構成や配置の変化を見たいチームです。 

青山学院大学|序盤の好走をチーム全体へ 

青山学院は総合11位でしたが、1区の石川浩輝選手は区間2位でした。全日本では、その後の区間で先頭争いに踏みとどまれるかが一つの注目点です。大学名や過去の印象に加え、今回どんな8人で臨むのかを見ていきたいところです。 

参考:出雲駅伝公式記録(PDF)/出雲駅伝公式・1区記録(PDF) 

創価大学|区間ごとの好走を総合順位につなげられるか 

総合9位だった創価では、2区の織橋巧選手が区間2位に入りました。全日本では、こうした好走を前後の区間につなぎ、上位でレースを進められるかに注目です。 

参考:出雲駅伝公式・総合成績と区間記録(PDF) 

7.11月1日の全日本大学駅伝で注目したいこと 

大会が近づいたら、次の3点を確認してみてください。 

  1. 出雲からメンバーがどう変わったか。新たに加わる選手と、その選手が任される区間を見ます。 
  2. 出雲で好走した選手が、どこを走るか。同じ選手でも、距離や走る順番が変わると役割が変わります。 
  3. 前半と後半に、どのように戦力を振り分けたか。先に差をつけたいのか、後半の追い上げを狙うのか。配置から想像してみましょう。 

記事で挙げた選手の全日本での出走区間は、ここでは決まったものとして扱っていません。最新情報は、全日本大学駅伝公式サイトでご確認ください。 

第58回全日本大学駅伝は、2026年11月1日(日)午前8時10分スタート。名古屋・熱田神宮から三重・伊勢神宮へ、8人のたすきリレーが繰り広げられます。 

8.出雲から全日本へ、大学ごとの変化を楽しもう 

出雲で優勝した早稲田の勢い、國學院の追走、接戦だった順天堂・中央・帝京・駒澤の争い。そして、出雲から巻き返しを狙う大学や、全日本で新たに加わる大学。次の大会には、さまざまな見どころがあります。 

気になる大学を一つ選び、「出雲から何が変わったのか」を追ってみると、たすきが渡るたびに違った面白さが見えてくるはずです。 
 
 

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