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箱根駅伝の「関東学生連合」とは?| 選ばれ方・順位・記録の扱いを解説【2027年大会】

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箱根駅伝の「関東学生連合」とは?| 選ばれ方・順位・記録の扱いを解説【2027年大会】

箱根駅伝の中継で見かける「関東学生連合」。大学名ではないこのチームについて、「どんな選手が集まっているの?」「予選会で速かった順に選ばれる?」「順位や区間賞はどうなる?」と疑問に思ったことはありませんか。

関東学生連合は、箱根駅伝の本大会にチームとして出場できなかった大学の選手たちで編成される選抜チームです。2027年の第103回大会に向けては、10月20日に個人枠の6選手と、チーム枠を持つ10大学が発表されました。

この記事では、公式資料をもとに選ばれ方や記録の扱いを整理し、これからの観戦が少し楽しみになる注目ポイントを紹介します。

出典:関東学連・第103回箱根駅伝大会情報/関東学生連合チーム 選手・スタッフ一覧(10月20日)

目次

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1.関東学生連合とは?大学を越えて集まる選抜チーム

通常、箱根駅伝では同じ大学の選手がたすきをつなぎます。一方、関東学生連合では、複数の大学から選ばれた選手が一つのチームとして出場します。

大学として予選会を通過できなくても、選考条件を満たす選手には、学生連合の一員として本大会を目指す道が残されています。第103回大会の公式案内でも、関東学生連合はオープン参加で本大会に出場すると示されています。

大会を見て応援したくなった選手の所属大学を調べてみると、それまで知らなかった大学の陸上部に出会えるかもしれません。大学ごとの応援に加えて、選手個人の挑戦にも目を向けられるチームです。

ドラマ『俺たちの箱根駅伝』をきっかけに学生連合を知った方もいるでしょう。ドラマを入口に、実際の選考制度や選手たちを知ると、現実の箱根駅伝にも新たな楽しみが生まれます。

参考:第103回箱根駅伝予選会「ご来場の皆さまへ」/日本テレビ『俺たちの箱根駅伝』公式動画一覧

2.メンバーの選ばれ方は?チーム枠10人・個人枠6人

押さえたいのは、現在の関東学生連合は、予選会で本大会出場を逃した大学の選手を単純に個人順位順で16人集める方式ではないということです。

第102回大会から編成方法が変わり、「チーム枠10人」と「個人枠6人」の合計16人となりました。

枠人数主な選び方
チーム枠10人予選会総合11〜20位の10大学に1枠ずつ。各大学内で選手を選出する。
個人枠6人予選会総合21位以下の大学などから、各校1人を上限に、選考条件を満たす個人順位上位者を選出する。

チーム枠は、大学内での選考が続く

例えば、予選会で総合12位だった大学にはチーム枠が一つ与えられます。ただし、その大学で予選会を最も速く走った選手が、自動的に選ばれるわけではありません。大学内での選考を経て、代表する1人が決まります。

関東学連は、この仕組みによって予選会後も大学内で本大会出場を目指した競争が生まれることを狙いとしています。

個人枠は、大学の総合順位だけでは測れない力に注目

個人枠は、チーム枠の対象外となる大学の選手にも、本大会への道を開く仕組みです。大学全体では上位に届かなくても、一人の選手の好走が学生連合入りにつながります。

そのため予選会は、大学の通過順位に加えて、各選手の個人順位にも注目すると見え方が変わります。

出典:関東学連「箱根駅伝に関する新たな取り組みについて」(2025年6月19日)

3.選考で知っておきたい条件と注意点

本大会での出走経験には上限がある

関東学生連合の選考では、単独大学のチームまたは連合チームで、すでに箱根駅伝本大会を2回以上走った選手は対象から除かれます。第102回大会から、この出走経験に関する条件も変更されました。

また、外国人留学生選手は学生連合の選考対象外とされています。予選会の個人成績が上位であっても、それだけで選出が決まるわけではありません。

出典:関東学連・編成方法の変更について

大学に総合順位がつかなくても、個人枠の対象になる場合がある

予選会は各大学の上位10人の合計タイムで大学の順位を決めます。しかし、完走者が10人に達せず大学の総合順位がつかなかった場合でも、個人順位が上位で、必要な条件を満たしていれば個人枠に選ばれる可能性があります。

この点は、関東学連が2025年10月20日の訂正文書で明確にしています。「大学に総合順位がないから、学生連合にも入れない」と理解しないようにしたいところです。

出典:関東学連「関東学生連合チーム」選出方法に関する訂正

4.順位・区間賞・記録はどう扱われる?

関東学生連合を観戦する際は、実際に走っている順番と、公式な順位・表彰の扱いを分けて見ることがポイントです。

第103回大会はオープン参加と案内されています。また、直近の第102回大会要項では、学生連合の記録はチーム・個人ともに参考記録と定められていました。以下は、その直近大会の規定と公式記録に基づく整理です。

気になる点第102回大会の扱い
総合順位正式な順位の対象外。大学単独のチームとは分けて掲載される。
総合・個人のタイム参考記録として残る。
区間賞・区間記録個人も参考記録のため、正式な区間賞・区間記録の対象にはならない。
シード権学生連合として、また選手の所属大学として獲得することはない。

※第103回大会の記録・表彰の詳細は、今後公表される当該大会の要項などで最終確認が必要です。

「参考記録」は、タイムが残らないという意味ではない

「記録に残らない」と表現されることもありますが、実際には大会公式サイトで学生連合のタイムを確認できます。第102回大会の公式記録にも、総合タイムや各区間の選手名・タイムが掲載されています。

また、「区間○位相当」という紹介は、他の選手のタイムと比べた場合の位置づけです。正式な区間順位とは異なりますが、その選手がどれほどの走りを見せたのかを知る手がかりになります。

出典:第102回大会要項/第102回・関東学生連合の公式記録

5.2027年大会の発表済みメンバーと対象大学

2026年10月20日付の公式発表では、次の個人枠6選手が掲載されています。

個人枠:発表された6選手

選手名大学学年予選会個人順位予選会記録
成沢 翔英慶應義塾大学3年27位1時間02分48秒
木村 楓斗流通経済大学4年61位1時間03分18秒
尾島 樹上武大学3年69位1時間03分34秒
有川 紘樹一橋大学4年79位1時間03分43秒
橋本 将汰立正大学4年88位1時間03分49秒
髙橋 歩夢明治学院大学4年109位1時間04分00秒

予選会の個人順位で見ると、この6人の中で最上位は慶應義塾大学の成沢翔英選手です。一方で、予選会のハーフマラソンと本大会の各区間では条件が異なります。今後の区間配置が発表されたら、どの選手がどんなコースを任されるのかにも注目したいところです。

チーム枠:10大学に権利が付与

チーム枠の対象は、国士舘大学、武蔵野学院大学、立教大学、明治大学、東京国際大学、駿河台大学、麗澤大学、筑波大学、拓殖大学、日本薬科大学の10大学です。

チーム枠の選手名は、12月10日のチームエントリーで発表される予定です。10月20日時点では、16人全員の氏名が確定・公表されたわけではありません。

なお、学生連合のメンバーに選ばれることと、本大会で実際に走ることも別です。今後のエントリーや選手の状態によって出走者が決まるため、今回発表された6人全員の出走が保証されたわけではありません。

出典:第103回箱根駅伝 関東学生連合チーム 選手・スタッフ一覧(2026年10月20日)

6.関東学生連合を見るときの3つの注目ポイント

① 一人ひとりが、どの大学から来たのか

まず見てほしいのは所属大学です。学生連合という同じチーム名で走っていても、それまで一緒に練習してきた仲間や、競技に取り組んできた環境はそれぞれ異なります。

大学や陸上部の公式サイト、本人へのインタビューなどを読むと、どんな目標を持って箱根を目指してきたのかが見えてきます。名前と所属を覚えるだけでも、中継でその選手が映ったときの楽しみが増えるでしょう。

② どの区間を任され、どう走るのか

予選会の記録を入口に、平地での走りや山の区間への適性など、選手の特徴に目を向けてみましょう。速い入りで勝負するのか、後半までペースを保つのか。区間配置と走り方を合わせて見ると、選手の挑戦をより具体的に追えます。

③ たすきを渡した直後の表情

力を出し切って次の走者を送り出す瞬間には、走っている間とは違う表情が見られます。異なる大学の選手同士が、一本のたすきをつないでいく。その姿も、学生連合を応援する楽しみの一つです。

順位やタイムを確かめながら、走り終えた選手と次の選手のやり取りにも少し目を向けてみてください。

7.まとめ|選手一人ひとりを知ると箱根駅伝はもっと面白い

関東学生連合を知ると、予選会から本大会までの間にも、選手たちの挑戦が続いていることが分かります。

  • 本大会に大学単独では出場できなかった選手たちが、一つのチームを組む。
  • 現在の編成は、チーム枠10人と個人枠6人。
  • チーム枠では、予選会後も大学内での選考が続く。
  • 観戦では、走行順と公式順位・参考記録の違いに注目する。
  • 2027年大会に向けて、発表済みの個人枠に加え、12月10日のチーム枠の発表も見逃せない。

応援する大学がある方も、これから箱根駅伝を見始める方も、気になった学生連合の選手を一人覚えてみてはいかがでしょうか。その選手の走りを追うことで、箱根駅伝の楽しみ方がまた一つ増えるはずです。

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参考資料・関連リンク

本記事は2026年10月20日時点の公表資料をもとに作成しています。選手のエントリーや大会規定などの最新情報は、主催者の公式発表をご確認ください。